jdbcドライバのjar意外にucp.jarなるものが必要となる。
ucpとは、ユニバーサルコネクションプールの略で、汎用的なプール機構を提供してくれる。
汎用的な機構なので、別にOracle専用というわけではなくMySqlやDB2などの接続をプールすることができる。
Webコンテナが提供してくれている接続のプーリング機構を、スタンドアロンアプリからも利用出来るようにしてくれてるイメージかな。
マニュアルはこちら→http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/java.112/b56283/toc.htm
ucpは、http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/enterprise-edition/ucp-096353-ja.htmlからダウンロード出来る。
※ojdbc5.jar以降のjdbcドライバには、ojdbc4.jarで使用していた接続プール機能はすべて非推奨となっている。
しかも、その動作すら無効かされているため、プールを有効化しても完全に無視される。
サンプルコード
ucpを使用した接続キャッシュはこんな感じのコードで実装できる。PoolDataSourceには、ステートメントキャッシュ用のプロパティなどもあるが、そのへんはマニュアルを見て適宜設定すればよいかなと。
// プールデータソースを生成 PoolDataSource dataSource = PoolDataSourceFactory.getPoolDataSource(); // コネクションファクトリクラス名を完全修飾名で設定する。 // Oracleの場合は、「oracle.jdbc.pool.OracleDataSource」を設定すれば良い dataSource.setConnectionFactoryClassName( "oracle.jdbc.pool.OracleDataSource"); // DB接続情報(URL、ユーザ名、パスワード)を設定する。 dataSource.setURL("jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:xe"); dataSource.setUser("hoge"); dataSource.setPassword("hoge"); // プール情報を設定する。 dataSource.setInitialPoolSize(5); dataSource.setMaxPoolSize(5); // 接続を取得する。 // このタイミングで、PoolDataSourceによって接続がプールされる。 Connection connection = dataSource.getConnection();
サンプルコード2
接続先のデータベースがmysqlの場合の接続例。ConnectionFactoryClassNameをmysqlのデータソースに変えてあげて、接続設定をmysqlように変更する。
// プールデータソースを生成 PoolDataSource dataSource = PoolDataSourceFactory.getPoolDataSource(); // コネクションファクトリクラス名を完全修飾名で設定する。 // 「com.mysql.jdbc.jdbc2.optional.MysqlDataSource」を設定すれば良い dataSource.setConnectionFactoryClassName( "com.mysql.jdbc.jdbc2.optional.MysqlDataSource"); // DB接続情報(URL、ユーザ名、パスワード)を設定する。 dataSource.setURL("jdbc:mysql://localhost/test"); dataSource.setUser("hoge"); dataSource.setPassword("hoge"); // プール情報を設定する。 dataSource.setInitialPoolSize(5); dataSource.setMaxPoolSize(5); // 接続を取得する。 // このタイミングで、PoolDataSourceによって接続がプールされる。 Connection connection = dataSource.getConnection();